山彦よ響け

山とVしかやることがない人の日記

(屋久島)8日目(4月26日)レスト

昨日、宮之浦川〜七五岳東稜の山旅が終わった。
体がバキバキだ。もう一歩も動きたくない。
しかし宿に二泊するお金なんて持っていない。

 

朝10時、ギリギリまで粘ってから宿を後にする。民宿「たけすぎ」、『屋久島の山岳』が置いてあったりといい宿でした。

今日やることは明日の「屋久島フリーウェイ」に向けてのアプローチ場所の確認だ。逆に言えば、それぐらいしかやることはない。


諸事情あってレンタカーを借りるのは12時から。まだまだ時間はある。
とりあえずということで、宿の前の海沿いの公園?で時間を潰すことにした。
公園っていっても野原と(テーブル)ベンチと東屋と、あとトイレがあるだけ。
そういえば宮之浦川初日の空いた時間もここに居たな…何かとここにいるなこの旅行。

 

公園のテーブルベンチから
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本を読んだりして過ごす。
日差しは暑いけれど、潮風が強く肌寒い。気持ちはいいんだけどあんま快適ではないような場所だった。ちょっとの時間ならいいけど、一日はいられないな、これは。

ダラダラしてたら12時になったので、レンタカーを借りに行った。
これで足が出来た。
もうどこまでもいける。
俺たちは何でも出来るぞ…!

 

向かったのは、喫茶「ドルフィン」。

車で2分ほどの場所だった。歩いたら7分もかかるところだ。
ネカフェのようなものがないかなぁ…と思っていたが、屋久島にはそんなものはない。
しかしこの喫茶店は漫画が大量に置いてあるらしい。
飯も食べられるし、今日のメインはここで決まりという感じだ。

 

人ん家かな?というような扉を開け、入店。
奥には花札のゲーム、そして壁に大量の漫画。そのほとんどが古く、ヤニで黄ばんでいる。今どき室内喫煙OKで、旅情を感じさせる古臭さだった。

すごく時間を潰せそうだ。
ホントはせっかくだから観光でもしたいところだけど、屋久島の観光はほとんどが自然遺産だ。どこも見に行きたいとは思わない。山はいいんだよ、今は。

お腹が空いたら料理を注文して、喉が乾いたら飲み物を頼むなどして、だらだらと過ごす。飯も安くて美味しいし、なんか夜まで居れちゃいそうだなぁ。

 

ーーー4時間後
…どうしよう、なんだか疲れてきた。座って漫画を読んでるだけでも疲れは溜まるようだ。
まぁいい加減アプローチの偵察に行かなきゃいけない。
目的地はここから車で40分。ちょっとドライブといこうかしら。

ドルフィンを出て、モッチョム岳方面へ。
道はまっすぐで気持ちがいい。途中、Hotto Mottoがあった。こんなとこにもHotto Mottoが…なんだかすごく弁当が食べたくなってきた。今夜の晩飯はこれがいいなぁ…

記録で見た取り付きの近くまで来て、車を停める。
たぶんここかなぁというところから森に入っていき、数m進んだら赤布が見えた。
藪は濃くないので歩きやすいが、踏み跡はなく分かりづらい。明るいうちに確認しておいてよかった。
赤布が続いていることを確認し、本日の活動は終了。疲れたぜ。5分くらいだったが。

車に戻り、少し走らせると「千尋の滝」はこちらというような看板があった。
そういえば下山はこっちの方だったなと思い、駐車場まで行ってみた。
着くと意外に広い駐車場だった。

すぐ目の前に展望台があるものと思っていたんだけど…歩くなら見に行かなくていいよなぁ、ということを話しながらも、とりあえず地図の看板を確認する。
どうやらここから100m歩くらしい。これならギリ…いける。200mだったら怪しかった。

 

千尋の滝
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サクッと滝を見て車に戻り、ほっともっとへの道を急いだ。

 

明日はフリーウェイ、朝は早い。

ほっともっとで英気を養い、明日に備えて早めの就寝とした。