寝覚の床ボルダー (2023/7/12)
まだ未確認だけど、岩と雪の上松ボルダー群?特集に記録があるらしい。登られてないっぽいのもあるので登ったラインを記載します。
いつもの日記は下の方に書きます。
5級・一斗缶
(6級ぐらいでもあるかな。)
6級・ゲゲゲの指太郎
(画像中央の細いクラック。ちなみに細クラック終了のテラスからそのまた上のテラスへは簡単に上がれます。)
7級・飛松
(棚に上がってデコボコしたあたりから左上のテラスに行くルート)
5級・太松
(クラック。下地が砂。)
8級・グイグイアゲ松
(6〜7mのクラックボルダー。下地が砂。)
ここから登ってないけど登れそうなの
一斗缶裏。2-3段ありそう。
カンテトラバース課題はそこそこあるけど岩が大きくはない。
本堂に突き上げるクラックもあったが少し高いのと、不敬な気がするのでヤメた。
ディープウォーターソロが出来そう。やるつもりだったけど登れなさそうだったのでヤメた。
裏寝覚に目ぼしい岩はあまりない。このリッジ?のラインが初段ぐらいかな?上部が怖そうだったので触っていない。
先程のよりもっと右のライン。触ってる画像しかなかった…。初段ぐらい?かな。
あとは本庄庵の人が登っている「俺は男だ!!」があるけどビチョビチョだった。
奥にはカムがあれば登れそうな少し高めの岩もあった。
以下、日記
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寝覚の床ボルダーに行ってきた。
ここ2,3年、ボルダーもしてきてグレード感もわかってきたので、なんか記録のないとこ登りたくなってきていた。
2段がほんとに全然登れないので登れるやつを登りたいって気持ちもあるのかな…
近そうなとこになんかないかな〜と思いを巡らせ、そういえば中アの方に沢登りに行ったときに「寝覚の床」って見た気がした。岩がある画像も見た気がするので、"寝覚の床 クライミング"で検索すると「本庄庵」というブログのボルダー記録が出てきた。
どうやらいろんなマイナーボルダースポットを開拓するのが好きな人らしい。
グレードが書いてなかったので、よっしゃ俺が行って記録に纏めてやろう、ということで行くことにした。
早く行きたいけど、一人で行くのに東京から木曽は遠い。そう思っているうちに日々は過ぎていった。
5月になり、ワイドを登りたいと言う友達「ゴックン」と瑞牆に行った。車内でふと「寝覚の床っていうボルダー行きたいんだよね」と話すと、なんと知っているらしかった。沢の現地での転進候補として調べたことがあったらしい。流石ネットに漂う記録を見ている量が違う。
記録のないとこに行くのが好きらしいので、なんと同行者を得ることができた。想定外で嬉しい。これで運転時間も交通費も怖くないぜ!
次にタイミングを合わすことができた7月。2日間の休みを取って、ようやく行くことができた。
1日目はあまり木曽の天気が良くなかったので、瑞牆のアストロドームをトライしに行くことに。小川山に一人500円払うか暑そうな瑞牆に行くか、須玉のビッグまで迷っていた。二人してボーナス出たから小川山行っちゃうか!なんて話していたが、まぁ、ええか…と瑞牆にした。
結局アストロドームは3回トライして終了点手前で落ちて登れず、身体だけはバキバキに疲れさせて終わった。
ここからは木曽に移動して道の駅で寝ることにする。ボーナス出たし晩飯何にする!?と話していたが、結局は諏訪湖のスーパーの3割引300円の弁当にした。
いや、でもアジフライ食べたい気分だったんですよ。
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翌日、今日こそ寝覚の床ボルダー。
昨晩の予報では10時に雨が降るらしいので、気合の5時行動開始とした。
そも岩がすぐ見つかるかわからないので、メトリウスのアディションパッドとシューズだけ持って下見に行く。
寝覚の床に降りると、記録で見た一斗缶ボルダーはすぐに見つかった。
そんなに高さはなく、4 手ぐらいで終わりそうだった。まぁ登れるだろって感じだが、下地が平らな岩なので、落ちたらちょっと足が痛そう。
どうしよっかな〜といろんな角度から見て悩んでいたが、ゴックンは「全然大丈夫でしょう。これぐらいの高さ。自分丈夫ですし。」と言う様でやる気マンマン。先に登ってもらうことにする。
注目の第一登。30cmぐらい浮いて、初手で落ちた。
まぁ…そんなもんか…流石Ⅲ級クライマーは違うぜ。
選手交代。僕も身体の丈夫さに自信はある。しかししょうもないケガはしたくないので気合のトライ。一撃できた。まぁ流石に大丈夫か。一回登っただけで昨日の疲れがあるのか、体がバキバキなのを感じた。
ゴックンもなんやかんやの末、登れたので移動する。
次は本庄庵で「ゲゲゲの指太郎」となっていた細いクラックだ。まぁ登れそう。これもちょっと高さがあるかなと思ったが、このフィンガーサイズのクラックなら大丈夫だろう。無事に一撃。
まぁまぁちゃんとジャミング出来れば問題ない。
ゴックンも離陸に手こずっていたが、無事完登。
ゲゲゲの指太郎の左にもテラスに上がるラインがある。
棚に上がってから登るため、ちょっと高さがある。
クラックは薄そうだし、ガバホールドのところに立つのはちょっと窮屈そう。怖いからやらなくていいかな、と思っていると、ゴックンが「やらないんですか?やりましょうよ。ボコボコしたあたり踏んですぐですよ。落ちても僕丈夫なんで。」とやる気マンマン。登ってもらうことにする。
まずは棚に立つと、ガバに両手が届いた。「ガバですよ!あとは無理やり体上げたら終わりですわ」と余裕を見せる。
そこからデコボコのスラブに足を置くが…ツルツル滑って全然置けそうにない。「ちょっと…ムーブがわからない」ということで選手交代。とりあえずガバを余裕を持って届くことが測れたのでトライする。
クラックは使えなかったが余裕の一撃。ムーブがわかればゴックンも余裕で登れてた。
奥に移動するとシンハンドっぽいクラックと腕ぐらいのクラックハイボルダーがあった。
とりあえず下地も砂で取りつきやすそうなシンハンドクラック(太松と名づけた)を登って、もう二度とこのエリアに来ないかもしれないので、腕ぐらいのクラックも登ることにした。
高さがあるが、画像ではわかりにくいが上の方には両足で余裕で立てる棚があるので、実質は2mぐらい。沢で出てきてもまぁノーロープで登るかなってぐらいの岩だ。
登り始める前に下の方で靴を差し込んで見たらちょうど良くフットジャムが決まるサイズだったので、落ちることはないだろうとトライ。
棚に上がって、そのままテラスのガバに届けば良かったけど届かなかったので、ハンドジャム、二歩だけフットジャムしてガバ取って終了。いい感じのフィナーレだ。
ゴックンも続いて完登。練習のためか全部ジャミングで登ろうとしていたが、安全のため最後はガバ持って上がってた。
目ぼしい岩はだいたい登って、体も疲れたので終了の雰囲気。陽も昇ってきて暑くなってきた。
とりあえずまぁ探すだけでも、と裏寝覚に移動する。
裏寝覚は広くなく、良さそうなのは初段ぐらいのラインが引けそうな岩ぐらいか。普通にちょっと被っててホールドも外傾していたのでムズかった。
10時になったが予報は外れて雨が降るのはもっと遅くなるそう。日差しが暑く、疲れもあってヘトヘトだ。
記録のないボルダー登るの楽しいね、と大満足の岩登りだった。
また、は来ないけど…