西表島 仲間川〜仲良川(出発まで)
西表の沢に行ってきた。
旅行をする機会を得たが、まだまだ海外には行けそうにない。
ということでギリギリ行ける遠いところ、で沖縄だ。
沖縄の沢と言ったら西表。2泊するほどのやる気はないなぁ、 ということで1泊に。
ユチン川~イタジキ川遡下降は10年位前に行ったので、 違うところに行きたかった。
10年前の山行のマヤグスクの滝のちょっと奥
単純に「西表 沢登り」で検索すると、「ギンゴガーラ川~仲良川」 の記録が1番上に出てきた。
これは面白そう!ギンゴガーラはまぁ西表の沢だな、 という感じだが、仲良川はアマゾンのジャングルに流れるような「 川」だ。
しかもそのまま海に流れていくとはロマンがある。
スタートはどこにしても、ここを下降しようと決めた。
さて、西表の沢に行くところで問題になるのは、西表島の「キャンプ場以外でのキャンプ禁止」というルールだ。
今回の沢で使う予定なのはクロスオーバードームだ。クロスオーバードームは「 ドーム型ツェルト」だ。
ツェルトで泊まるのが「キャンプ」か? キャンプじゃないでしょう?そうでしょうそうでしょう。
まぁ「野宿」も禁止されているけれど…ビバークは… 野宿じゃないし…ちがうし…
記録ではギンゴガーラに入るために遊覧船に乗り、浦内川の奥の方まで行っていた。
遊覧船の浦内川観光に聞くと「森林管理署?に許可を貰ったらいいですよ〜」と言われた。
許可って何だ…入山届は出してますけど?ってことで行けそうか?どうなんだ?たぶんいけると思うけど…
遊覧船にもしも乗れない、ってことになるのが怖いので、 テドウ山越えのルート案もあった。
だけどちょっとめんどいし、 ヒルも多そうといのを聞いてあまり乗り気でもなかった。
遊覧船はもしもが怖い、テドウはヒルが嫌だしめんどい。 ということでギンゴガーラはなくなり、
東から仲良川に繫げる仲間川遡行に、それに値段は高くつくがボートチャーターアプローチにしようと決めた。(船代1万+一人4千円)
こちらもボートを漕いでいる記録、 歩いてアプローチする記録があるが、 ボートを漕ぐのにもかなりの時間がかかり、 また歩きのアプローチだと「仲間川」 の本流に入っていくにはかなりの藪を漕がなくてはならなさそうで、 自然に山越えに向かうと仲間川を辿る部分が少なくなんだか心地よ くない。
ということでのチャーターアプローチ。まぁ、 たまにはこんなお金を使ってもいいでしょう。
仲間川観光に聞くと、森林管理署に言っといてもらえたら、 みたいなことを言われた。
まぁ入山届はFAXで出したからオッケーだろう。
オッケーだった。
しかし仲間川アプローチにしてよかった。何が良いって、 辿るラインがまっすぐでキレイ!
まっすぐ山越えに向かって西表を横断して気持ちがいい。
今回の行程
その気になったら早朝に石垣島から西表島に渡船し、 そのまま仲間川アプローチにすることもできたが、 一応少しでも早く、と前夜に西表島入りをした。
前夜は安い宿、ということで「しまおとや」に泊まる。
この宿はすごい良かった。
ちょっと高いところにあって山が見えていいし、 談話室みたいなところにたくさんの漫画、 それに三線が置いてあった。
夕暮れに聴く三線の音は風情豊かで、 これだけで西表島に来て良かったと思えるほどだった…(まぁ僕は全然弾けないが)
宿は宿事業の他のことでも忙しいみたいで、 このときはたまたま宿をやってる期間でタイミングがよかった。
夕暮れ前に三線を奏でる
三線が一段落したらお腹が空いてきた。夕飯はせっかくなので、 ボートチャーターを依頼しているマリンレジャー金森のところにある、ビアテラス仲間川で食べることにした。
本日の刺身、ということでミーバイの刺身をいただく。
肉厚で美味しい…!
明日から遡る大きな仲間川を見ながら食べるご飯は格別だ。 珍しくお酒も飲んでしまった。
ミーバイはハタ類とのこと
お腹もふくれ、すっかり日が暮れたなかで宿に戻る。
明日からの天気は、あまり良くはないらしい…
まぁなんとかボートが出ることを祈って、早々と眠りについた。
帰り道はくらいくらい